タイの陸路ノービザ30日ビザランが事実上の禁止!? 8月12日から空路での入国も厳格化のアナウンス!


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すでにタイのノービザ陸路入国に対して、様々な方面から混乱の声があがっています。混乱している一番の原因は、タイ国移民庁やイミグレーションから正式な詳細が発表されないままに、突然、5月10日から陸路でタイから出国し、もう一度再入国する際に取得できた30日のノービザでの滞在許可が不可、もしくは1回までとの情報が流れてきたためです。

いまだタイ関係機関からの公式な概要発表すらありませんが、国境でトラブルに見舞われた数々の証言や、それらに関する各国からの報道が伝えられています。時系列で以下に挙げていきます。

5月10日に先立って、前兆とも思える事例が発生しています。

3月14日より、韓国人がタイへ陸路で入国するのを、すべての国境で拒否。これに対して在タイ韓国大使館から自国民に対して冷静に行動するようにとの呼びかけ。韓国語のタイ情報掲示板でも情報が錯綜していました。

5月5日には、現地メディアのPhuket Gazetteが「タイのラノーン国境のイミグレーションでは、タイのビザを持たずにノービザ(日本人は30日)で出入国を繰り返すビザランを行うと、4回目でタイ入国禁止になり、ミャンマーのコータウンに放置されるので注意。」と警告。

5月8日には、ベトナムメディアのVIETNAMNET Bridgeが、「ベトナム、韓国他、11の国々の来タイ者がイミグレーションで写真を撮られ、700ドル(約71200円)か20,000バーツ(約62500円)の現金の掲示を求められ、不当な扱いを受けている。」と怒りの報道。ベトナム側から、タイへの旅行を中止する抗議行動も。これを受けて12日に「タイの税関が所持金提示を求めたのは、最近タイに入国して不法就労するベトナム人が急増しているためであり、カメラの前で所持金を提示させたのは紙幣の連番確認が目的で、入国審査をクリアするために、旅行者間で所持金を貸し借りするのを防ぐ意味がある」と駐ホーチミン市タイ観光総局が火消しの説明。後にThanhniennewsが、「ベトナムの猛抗議により、クレジットカードでの提示でもOKになった。」と同月10日に報道。

5月10日、ついにTHAI VISA Forumから、タイへの陸路ノービザ入国は1回までという驚きの第一報が流れる。この時点では、まだ疑心暗鬼であり、ビザランでタイ入国を繰り返す不良外国人対策で、一般の旅行者には大きな影響は出ないのではないか?という希望的観測もあった。

5月11日には、ニュースサイトasianより、空路に関しても8月12日から厳格化!?の記名記事報道。空路で入国しても、その後にビザランを繰り返す疑いがあるか、過去にビザランを繰り返したことがある場合には入国拒否もありえるとの情報が流れ、さらに困惑し混乱する。

5月12日、現地メディアのPHUKET NEWSがビザが厳しくなった背景を考察。「マレーシアを飛び立って墜落したMH370にタイで偽造された偽パスポート所持者がいたため、対外的に何かの対策を打たなければならなくなった。 メーサイのボーダーは、国籍・回数に関係なく入国できない。ラノーンは3回までのビザランが可能だが、複数回出入国を繰り返している者は、再入国滞在日数を7日間しか取得できない。ベトナム・韓国・ラオス・ロシア国籍の者に対しては特に厳格化。マレーシアとの国境となるスンガイコロク等があるヤラーイミグレも他と同様に厳格化。ムクダハンでは指紋採取開始。」と報じる。

「飛行機経由のタイ入国であってもビザランと疑われる場合、8月12日からタイへの入国を拒否。 同日まではパスポートに O-I (Out-In)を押印。」との情報も流れる。

5月13日、Global News Asiaからタイ英字紙と複数のメディアが報じたところとして、「【タイ】移民警察、陸路のビザなし入国者を拒否へ=国境での監視を強化」の刺激的な見出しの記事が配信。これはタイ事情に精通した、そむちゃい吉田氏の記名翻訳記事。

また、現地メディアPHUKET NEWSがプーケットのイミグレーショントップの話として、「ビザランはすでに死んだ(不可能になった)ことを確認した!」と報じた。

さらに、ミャンマーメディアのELEVENが、「メーソート国境のタイ側イミグレーション職員を人権団体が告訴」と報道。ミャンマー人からパスポート等を取り上げ、100バーツの賄賂を要求し暴言を吐いているためとのこと。

5月14日、現地メディアのPHUKET WAN TOURISM NEWSは、「ラノーンのイミグレーションではビザラン取り締まりが始まり、フィリピン・韓国・ロシア人は何故かタイ入国時に200Bを徴収された。一方で、Bビザを持っていたフランス人は、ワークパーミット提示を求められ、持ってなかったので入国拒否をされそうになる。」と、混乱する状況を伝えている。しかしこれでは、今回のビザラン取締りを掲げたルール変更が、タイ側イミグレーション職員による賄賂要求の温床となっている一面があるもの否めない状況のようだ。

5月15日午前0時時点で知りえる情報を時系列で並べましたが、タイ移民局等から公式な詳細ルールが文章で提示されない限り、不透明な部分が残る。突然のルール変更もいつものことだが、今回に関しては、ビザラン居住者のみならず、国境を接する近隣諸国の人達や、タイを絡めて越境の旅を計画するバックパッカーにとっても大きな問題だろう。

また、ビザランはすべて不可なのか、当初に言われていたように1回までは可能なのか、ビザなし陸路越境は不可になったのか、いずれもハッキリとはしない。さらに問題なのは、8月12日から厳格化と言われる空路入国でのノービザルールだ。確かにルールとしては、復路または第3国への出国チケットの所持がノービザ30日の条件となっているが、実際にはチケットを確認されることはなく片道チケットでも自由に入国できていたのが現状だった。

仮に悪質でない旅行者のビザランが1回まで可能であれば、その1回はいつをもってリセットされるのか。最も厄介なのは、「イミグレーションで適宜ケースバイケースでインタビューをして判断する。」というところだろう。1日も早く文章での詳細が示されることが待たれる。もちろん、正規にビザを取ればよいだけのことなのですが。


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